首都圏女子校の土曜日ありなしと授業一覧
はじめに:志望校選びの隠れた重要ポイント「土曜日の過ごし方」
中学受験の志望校選び、本当に悩みますよね。偏差値や進学実績、校風、通学経路など、パンフレットを見比べては頭を抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、入学後のお子様の生活リズムに直結する、非常に重要なチェックポイントがあります。それが「土曜日の過ごし方」です。
首都圏の女子校を見渡すと、土曜日のカリキュラムは学校によって大きく異なります。「主要教科の授業をしっかり行う」伝統的な週6日制の学校もあれば、近年増えている「完全週休2日制(土曜授業なし)」の学校もあります。
しかし、ここで気をつけたいのが「授業がない=家でゴロゴロお休み」とは限らないという点です。今の女子校は、授業がない土曜日を「体験と発見の場」としてフル活用し、多彩なプログラムを用意している学校が非常に多いのです。
- 「しっかり勉強して、確かな学力をつけてほしい」
- 「土曜日は自分の好きなことや、体験学習に時間を使ってほしい」
ご家庭の教育方針やお子様の性格によって、どちらの環境が適しているかは変わってきます。
そこでこの記事では、首都圏の主な女子進学校を「土曜日はお休み(授業なし)」の学校と「土曜日もレギュラー授業あり」の学校に一挙リストアップ!それぞれの特徴や、リアルな土曜日の過ごし方を徹底比較します。
また日曜日の礼拝の有無などもまとめてみました。キリスト教の学校では日曜日の礼拝がある場合がありますので、志望校選びの一つとして活用ください。
「うちの子にはどっちが合っているんだろう?」と迷われているご家庭の、最適な志望校選びのヒントになれば幸いです。それでは、早速見ていきましょう!
各校のHPなどで確認はしていますが、変更がある場合もあります。気になる学校は一度確認をお願いいたします。(間違いがあればXでご連絡をお願いいたします。)
土曜日授業がない首都圏女子校

首都圏(主に東京・神奈川・千葉・埼玉)の女子校で、土曜日を休業日(授業なし)としている主な学校をまとめました。
近年、完全週休2日制を導入する学校が増えていますが、「休み」であっても「土曜プログラム」や「希望制講習」など、授業以外の活動を設けている学校が多いのが特徴です。
土曜日が休みの首都圏女子校一覧(50音順)
| 学校名 | 所在区(市) | 宗教 | 土曜日の活動(授業以外) |
| 青山学院横浜英和 | 横浜市南区 | キリスト教 | 希望制の土曜セミナー、部活動など |
| 鎌倉女学院 | 鎌倉市 | なし | 土曜講座(教養・体験学習)、部活動 |
| カリタス女子 | 川崎市多摩区 | キリスト教 | 学校行事、講習、部活動など |
| 吉祥女子 | 武蔵野市 | なし | 各種講習、部活動、自習室利用 |
| 恵泉女学園 | 世田谷区 | キリスト教 | 園芸、メディア活動、部活動など |
| 光塩女子学院 | 杉並区 | キリスト教 | 補習、学校行事、部活動 |
| 頌栄女子学院中学校 | 港区 | キリスト教 | 施設訪問やボランティアなど |
| 湘南白百合学園 | 藤沢市 | キリスト教 | 学校行事、部活動など |
| 白百合学園中学校 | 千代田区 | キリスト教 | 部活動、委員会、社会奉仕活動 |
| 女子学院 | 千代田区 | キリスト教 | 完全休み(部活動、自主活動のみ) |
| 聖セシリア女子 | 大和市 | キリスト教 | 土曜講座(希望制)、部活動 |
| 聖ドミニコ学園中学校 | 世田谷区 | キリスト教 | 部活動、行事など |
| 聖園女学院中学校 | 藤沢市 | キリスト教 | 学校行事、補習・講習 部活動 |
| 清泉女学院 | 鎌倉市 | キリスト教 | 土曜講座(総合学習)、部活動 |
| 捜真女学校 | 神奈川区 | キリスト教 | 行事、補習、試験等 |
| 玉川聖学院中等部 | 世田谷区 | なし | 部活動・TAによる学習サポート |
| 田園調布学園 | 世田谷区 | なし | 土曜プログラム(170以上の教養講座) |
| 日本女子大学附属中学校 | 川崎市 | なし | 学校行事 特別講座 総合学習 |
| 富士見丘中学校 | 渋谷区 | なし | 土曜講座 |
| 普連土学園 | 港区 | キリスト教 | 原則休み(部活動、自主活動) |
| フェリス女学院 | 横浜市中区 | キリスト教 | クラブ活動、奉仕活動など |
| 三輪田学園 | 千代田区 | なし | 土曜プログラム(体験型学習)、講習 |
| 横浜共立学園 | 横浜市中区 | キリスト教 | 学校行事、クラブ活動など |
| 横浜雙葉 | 横浜市中区 | キリスト教 | 希望制講座、クラブ活動など |
| 立教女学院 | 杉並区 | キリスト教 | 年10回程度の「土曜集会」、部活動 |
補足と注意点
- 「休み」の定義: 上記の学校は、月曜日から金曜日までの5日間で規定の授業時数を確保している「完全週休2日制」の学校です。
- 登校の有無: 「田園調布学園」や「三輪田学園」のように、授業はないものの「土曜プログラム(教養講座)」として実質的に多くの生徒が登校し、多彩な学びを行っているケースが多く見られます。
- 最新情報の確認: 学校改革により、土曜日の扱い(隔週登校への変更など)が年度によって変わる場合があります。志望校選定の際は、必ず最新の入試要項や学校説明会でご確認ください。
- 日本女子大学附属中学校:2027年度からの変更:土曜授業あり(週6日制)へ移行予定!
土曜日授業がある首都圏女子校

首都圏の女子校で、土曜日もレギュラー(正規)の授業を行っている主な学校をまとめました。
女子進学校の多くは、週当たりの授業時間を確保し、高い学力を養うために週6日制を維持しています。50音順に並べ、所在区(市)と宗教、土曜日のカリキュラムの特徴を併記します。
土曜日授業がある首都圏女子校一覧(50音順)
| 学校名 | 所在区(市) | 宗教 | 土曜日のカリキュラム・特徴 |
| 跡見学園 | 文京区 | なし | 毎週3~4時間の正規授業を実施 |
| 浦和明の星女子 | さいたま市緑区 | キリスト教 | 隔週(第1・3・5)で正規授業を実施 |
| 江戸川女子 | 江戸川区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施(45分) |
| 鴎友学園女子 | 世田谷区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 学習院女子 | 新宿区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 神田女学園 | 千代田区 | なし | 毎週授業を実施(ニコル・プロジェクト等) |
| 共立女子 | 千代田区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 光塩女子学院 | 杉並区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 晃華学園 | 調布市 | キリスト教 | 正規授業・LGP・部活動 |
| 香蘭女学校 | 品川区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 国府台女子学院 | 市川市 | 仏教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 桜蔭 | 文京区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 実践女子学園 | 渋谷区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 渋谷教育学園幕張※ | 千葉市美浜区 | なし | 毎週4時間の正規授業(女子も多数在籍) |
| 淑徳与野 | さいたま市中央区 | 仏教 | 毎週正規授業を実施 |
| 女子聖学院 | 北区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 女子美術大学付属 | 杉並区 | なし | 毎週4時間の正規授業(美術実習含む) |
| 聖心女子学院 | 港区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 洗足学園 | 川崎市高津区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 東京女学館 | 渋谷区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 東洋英和女学院 | 港区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 豊島岡女子学園 | 豊島区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 雙葉 | 千代田区 | キリスト教 | 毎週4時間の正規授業を実施 |
| 山脇学園 | 港区 | なし | 毎週4時間の正規授業を実施 |
※ 補足: 渋谷教育学園幕張は共学校ですが、首都圏の女子中等教育において非常に重要な位置を占めるため、参考として掲載しています。
土曜授業がある学校の傾向
- 授業時間の確保: 多くの進学校が「4時間授業」を設けており、主要5教科の演習や進度の速い授業に充てています。
- 伝統校の維持: キリスト教系や仏教系の伝統校、および「御三家」と呼ばれる難関校の多くは、土曜授業を教育の柱の一つとして継続している傾向にあります。
- 隔週制の導入: 一部の学校(浦和明の星など)は、毎週ではなく隔週で授業を行う形式をとっています。
日曜日の礼拝
首都圏(主に東京・神奈川・千葉・埼玉)の女子校で、日曜日に礼拝出席が奨励・一部義務化されていたり、宗教関連の行事が行われたりする主な学校をまとめました。
特にキリスト教系の学校では、日曜学校(教会)への出席を強く勧めたり、学校独自の主日礼拝を定期的に行ったり、クリスマス礼拝やイースター(復活祭)などの主要行事を日曜日に開催したりすることがあります。ただし、「義務」の強さは学校や時期、学年によって異なりますので、最新の情報は各校のウェブサイトや説明会で必ずご確認ください。
日曜礼拝出席・行事関連 首都圏女子校一覧(50音順・一部抜粋)
| 学校名 | 所在区(市) | 宗教 | 主な日曜日・休日関連の活動 |
| 学習院女子 | 新宿区 | なし | 直接的な宗教礼拝義務はありませんが、伝統的に日曜・祝日に学校行事や部活動が活発に行われることがあります。 |
| カリタス女子 | 川崎市多摩区 | キリスト教(カトリック) | 主日礼拝(日曜日)出席の奨励や、クリスマス礼拝、イースター行事などを日曜日に実施することがあります。 |
| 共立女子 | 千代田区 | なし | 直接的な宗教活動はありませんが、日曜日に部活動の試合や学校行事が入ることがあります。 |
| 恵泉女学園 | 世田谷区 | キリスト教(プロテスタント) | 日曜日には教会(日曜学校)への出席が強く勧められます。クリスマス礼拝やイースター礼拝を日曜日に行うこともあります。 |
| 光塩女子学院 | 杉並区 | キリスト教(カトリック) | 日曜日のミサ(礼拝)出席の奨励や、主要な教会行事を日曜日に実施することがあります。 |
| 香蘭女学校 | 品川区 | キリスト教(英国公教会) | 日本聖公会の教会への日曜礼拝出席が奨励されます。クリスマス礼拝、イースター礼拝などを日曜日に実施することがあります。 |
| 実践女子学園 | 渋谷区 | なし | 直接的な宗教活動はありませんが、日曜日に部活動の試合や学校行事が入ることがあります。 |
| 白百合学園中学校 | 千代田区 | キリスト教(カトリック) | 日曜日のミサ(礼拝)出席の奨励や、主要な教会行事を日曜日に実施することがあります。クリスマス礼拝を日曜日に行うこともあります。 |
| 聖心女子学院 | 港区 | キリスト教(カトリック) | 日曜日のミサ(礼拝)出席の奨励や、主要な教会行事を日曜日に実施することがあります。クリスマス礼拝を日曜日に行うこともあります。 |
| 玉川聖学院中等部 | 世田谷区 | キリスト教(プロテスタント) | 日曜日には各家庭の近くの教会(日曜学校)への出席が強く勧められます。クリスマス礼拝やイースター礼拝を日曜日に実施することもあります。 |
| 東洋英和女学院 | 港区 | キリスト教(プロテスタント) | 日曜日には教会(日曜学校)への出席が強く勧められます。イースター(復活祭)礼拝を日曜日に実施することもあります。 |
| 立教女学院 | 杉並区 | キリスト教(英国公教会) | 日本聖公会の教会への日曜礼拝出席が奨励されます。イースター(復活祭)礼拝を日曜日に実施することもあります。クリスマス礼拝は主に学校で行いますが、日曜日にかかることもあります。 |
補足と注意点
- 「義務」の定義: 上記の学校でも、すべての生徒に毎週日曜日厳格な出席義務があるわけではありません。学年や時期、個人の信条、家庭環境によって異なります。強く奨励されたり、特定の行事として組み込まれたりする場合が多いです。
- 活動の内容: クリスマス礼拝やイースター行事などは、礼拝そのものだけでなく、ページェント(降誕劇)や合唱、ボランティア活動などが日曜日にかかる形で実施されることもあります。
- 仏教系の学校: 首都圏の女子校にも仏教系の学校はありますが(例:国府台女子学院、淑徳、実践女子など)、日曜日を主とした強い宗教行事の「義務」はキリスト教系に比べると少ない傾向にあります(もちろん、主要な仏教行事等は平日の登校日等に行われることが多いです)。
- 最新情報の確認: 学校改革や方針変更により、日曜日の扱いが変更される場合があります。志望校選定の際は、必ず最新の入試要項や学校説明会でご確認ください。
特にキリスト教系の学校では、日曜日の活動は単なるスケジュールの一部ではなく、学校の教育理念の根幹に関わる重要な時間と捉えられていることが多いです。気になる学校がある場合は、具体的な活動内容や奨励の強さについて、ぜひ詳しく調べてみてください。
首都圏女子校の「土曜日の過ごし方」から見る学校選
首都圏の女子進学校における土曜日の扱いは、大きく分けて「完全週休2日制(授業なし)」と「週6日制(正規授業あり)」の2つのスタイルに分かれています。それぞれの特徴は以下の通りです。
- 土曜日は授業なし(週5日制)の学校
- 特徴: 正規の授業は月〜金で完結させる「完全週休2日制」。
- 過ごし方: 単なる「休み」ではなく、100以上の講座から選べる「土曜プログラム」や、希望制の補習、教養講座、部活動などが行われていることが多い。
- メリット: 学力だけでなく、体験型学習や自分の興味・関心を深める「プラスアルファの学び」に時間を使える。自主性が育ちやすい環境。
- 土曜日も授業あり(週6日制)の学校
- 特徴: 毎週(または隔週)で、土曜日に3〜4時間の正規授業を行う。キリスト教系・仏教系の伝統校や「御三家」などの難関校に多い。
- 過ごし方: 主要5教科を中心に、演習や進度の速いカリキュラムを着実に消化する。
- メリット: 圧倒的な授業時数を確保できるため、学校のカリキュラム内で高い学力と確かな基礎を養うことができる。学習習慣が定着しやすい環境。
おわりに:どちらのスタイルが合うか?

学校選びにおいて「土曜日に授業があるか、ないか」は、単なるスケジュールの違いにとどまらず、「その学校がどのような教育を大切にしているか」という理念そのものを表しています。
「授業以外の多彩な体験を通して、自分で考え行動する力を伸ばしてほしい」と願うなら、土曜プログラムが充実した週5日制の学校が合っているかもしれません。一方で、「学校の手厚い指導のもとで、基礎学力と応用力をコツコツと着実に積み上げてほしい」と考えるなら、週6日制の学校が心強い味方になってくれるでしょう。
どちらのシステムが優れているというわけではありません。大切なのは、お子様自身の性格や、ご家庭の教育方針にどちらのスタイルがフィットするかです。
気になる学校が見つかったら、ぜひ実際に学校説明会や文化祭に足を運んでみてください。データやリストだけではわからない、生徒たちの生き生きとした土曜日の姿が、きっと最適な志望校選びのヒントになるはずです。


