【1年の軌跡】上巻完結!おしながきと親子の絆で挑む天王山の夏【拾陸話】
はじめに
4月に2ヶ月遅れで四谷大塚へ途中合流し、未修範囲の嵐の中に丸腰で飛び込んでから約3ヶ月。毎週のように怒涛のスピードで押し寄せる新単元と週テストに追われ、必死にもがいてきた「予習シリーズ6年上巻」も、ついに最終局面(第17回〜第18回総合回)を迎えました。
偏差値39.7というドン底のスタートから、泥臭く基礎を固め直し、念願の「Bクラス昇格」まで駆け上がってきた我が家。
息つく暇もなく訪れた上巻最後の通常回と総決算の総合回、そして目の前に迫る中学受験の天王山「夏休み」へ向けた親子の決意を描きます。

第1章:6年上のラストスパート!N進法と力学の壁を越えて(第17回)
夏休み前の通常授業として実質的な大山場となった第17回。ここは入試の合否を分ける超実戦的なオールスター単元がずらりと並びました。
- 算数: N進法、投票算など思考力が問われる「論理・数の操作」
- 国語: 「生と死」をテーマにした重厚な読解と「敬語」
- 理科: 計算と作図の最高峰「滑車・ばね・浮力」
- 社会: 明治から現代までを駆け抜ける「近現代の激動」
大人が見ても頭を抱えるような高度な内容ばかりでしたが、我が家では「感覚を排除したルール化」で1つずつ壁を乗り越えていきました。
算数のN進法では「連除法(すだれ算)」を単なる作業にせず、「お皿の重みシステム(各位の重み)」として理屈を整理。 理科の浮力では、「お風呂にドボンと入ったときに、あふれ出た水の重さが浮力だよ!」と教え、「①下向きの重力 ➔ ②上向きの浮力 ➔ ③上下のつり合い式」という作図3ステップを徹底させました。
さらに社会の近現代史では、不平等条約の解消に向けた歴史を「5人の外相による条約改正バトンリレー(岩倉 ➔ 井上 ➔ 青木 ➔ 陸奥 ➔ 小村)」というドラマとして教えることで、丸暗記ではない「生きた知識」として定着させました。
難問の山に臆することなく、1つひとつの理屈を解き明かしていく娘の姿に、この数ヶ月で培われた逞しい成長を感じずにはいられませんでした。
第2章:上巻完結!夏休み前総決算(第18回総合回)と手繰り寄せた成長
そして迎えた第18回(総合回)。予習シリーズ6年上巻の全18回、すべてのカリキュラムがついに完結した瞬間でした。
第18回は、第15回から第17回までに学んだ「速さ・立体図形・数の操作」「助詞・敬語」「ヒト・気象・力学」「政治・外交史」という入試最頻出単元の総復習です。
ふと振り返れば、4月当初は「場合の数」の樹形図すら書けず、未修の壁に打ちひしがれていた娘でした。 それが今では、日々の1休みのサイクルを回し、自ら塾の先生に質問へ行き、全科目偏差値60超えを叩き出し、Bクラスへと昇格するまでに至ったのです。
毎週のように増えていくテキスト、宿題のノートを前にフリーズしながらも、重たいリュックを背負って塾に通い続けた日々。 大人でも音を上げるような過酷なスケジュールに一度も逃げ出さず、泥臭くペンを握り続けた娘の背中は、いつの間にか受験生としての誇りに満ち溢れていました。
「本当によく上巻を走り抜けたね。頑張ったね」 心からの感謝と労いを込め、娘の肩を抱きしめました。

第3章:親の「おしながき」×「ポモドーロ」で挑む、天王山の夏への誓い
いよいよ目の前に迫った中学受験の天王山、夏休み。
「毎日10時間勉強させなきゃ」「周りのライバルに置いていかれる」と、親の方がプレッシャーで押しつぶされそうになる季節です。しかし、我が家がやるべき戦略は至ってシンプルでした。
我が家の軸となるのは、これまで積み重ねてきた親の「おしながき(手書きの学習計画)」×「ポモドーロ・テクニック」の併走スタイルです。
娘の最大の強みは、自分から手当たり次第に計画を立てるタイプではないものの、親が提示した「おしながき」を目の前に出すと、素直に淡々とこなしていく圧倒的な実行力にあります。
この夏目指すべきゴールは、難しい応用問題の荒波に溺れることではありません。これまでの「予習シリーズ」で学んできた「基本中の基本」を、どこを聞かれても100%瞬時に引き出せるような「盤石の土台」として磨き上げること。
弱点である「歴史の漢字ミス」や「食塩水」「天体の動き」といったお宝問題をピンポイントでおしながきに組み込み、ポモドーロで集中力をコントロールしながら、1日1日を淡々と積み重ねていくことを誓いました。

エピローグ:いざ、天王山の夏へ!すべての併走者たちへ
偏差値39.7の暗闇から始まった我が家の6年上巻。 手を取り合い、時に悩み、時に歓喜しながら駆け抜けた日々は、Bクラス昇格という最高の形で上巻の幕を閉じました。
ここから始まる夏休みは、決して楽な戦いではありません。しかし、今親子で流している汗と涙、共に悩んだ時間は、合格のその先にある娘の人生を支える強固な背骨となり、一生の宝物になると確信しています。
焦らず、比べず、我が家のペースで一歩ずつ。 この夏を、私たちの手で最高のジャンプ台に変えて見せる。
予習シリーズ6年上巻、完結。 次回、【1年の軌跡】天王山の夏期講習編へ続く!

すべての輝く受験戦士たちと、愛を持って併走し続ける誇り高きサポーターたちに、最高の幸あれ!



