模試の数字に追われる日々の中で。我が子が今やっている「受験勉強」の本当の価値に気づいた話

今日も塾の送り迎え、お弁当作り、そして大量のプリント整理……本当にお疲れ様です。
新しい模試の結果が返ってくるたびに、
「あと偏差値が3上がれば……」
「ケアレスミスさえなければ……」
と、ついつい数字のパズルに一喜一憂してしまう日々。
夜遅くまで机に向かって、必死にテキストをめくっている我が子の後ろ姿を見ながら、「本当によくがんばっているな」と愛おしく思う反面、ふと、こんな風に思ったことはありませんか?

「この子が今やっている過酷な勉強は、将来どう繋がっていくんだろう」
第一志望の合格はもちろん大命題。でも、私たちが本当に目指しているのは「良い中学に入ること」そのものではなく、「我が子が将来、社会で自立して、幸せに生きていくこと」のはずですよね。

そんな風に、ちょっと視点を「この子が大人になったとき」に向けてみたら、今我が子が泣き笑いしながら向き合っている受験勉強のすべてが、実はものすごく価値あるものに思えてきたんです。
今回は、一人の親としてのそんな「気づき」を書いてみようと思います。
「今解いている問題」は、未来の課題解決力の塊だった
ぶっちゃけた話、大人になってから「つるかめ算」をそのまま使う機会って、まずありません(笑)。歴史の細かい年号や、理科のマイナーな植物の名前も、スマホで調べれば一瞬で出てきます。
だからといって、「じゃあ今やってる勉強は意味がないのか?」というと、答えは完全にNOです。むしろ、逆でした。

私たちが仕事や日々の生活で直面するトラブルって、いつも「正解がひとつじゃない」し、いろんな情報が複雑に絡み合っていますよね。
そう考えたとき、子どもたちが今解いている算数の長い文章題や、理科・社会の複雑なグラフの読み取り問題って、まさに「複雑な状況から、自分で筋道を見つけて解決する力」そのものなんです。

ただの知識の詰め込みに見える暗記だって、いわば「脳の筋トレ」。
「どうすれば効率よく覚えられるか」を子どもなりに試行錯誤するプロセスは、社会人が新しい業務を覚えるときの「インプット力」にそのまま直結しています。

今やっていることは、何一つ無駄じゃない。
それどころか、将来社会に出たときの「ロジカルシンキング」や「分析力」の、最高峰のトレーニングを今この瞬間、小学生にして受けているんだなと、我が子を見ながら妙に感動してしまったのです。
10歳そこそこで、これだけのタスクを回せる凄さ
もうひとつ、親バカ目線かもしれないけれど、本当にすごいなと思うことがあります。
それは「タスク管理能力」です。
毎週のように降ってくる塾の宿題、復習テストの解き直し、過去問のスケジュール……。
これを10歳そこそこ(あるいは12歳)の子どもが、ぶつぶつ文句を言いながらも、計画を立てて(時には親に怒られながら!)もしくは立ててもらったとしても、なんだかんだでこなしている。

これ、ビジネスの世界で言ったら「常に複数のプロジェクトを同時進行で回している、超優秀なプロジェクトマネージャー」の卵じゃないでしょうか。
偏差値表を見ているとついつい麻痺してしまいますが、一歩引いて「一人の人間」として見たとき、今この子たちが身につけようとしている「粘り強さ」や「自己管理能力」は、すでに大人の私たちが尊敬するレベルに達していると感じます。

今日の1ページは、未来の選択肢を広げる1ページ
そう思えるようになってから、志望校のパンフレットを見る目も少し変わりました。
今までは「この偏差値なら、この学校」という選び方になりがちでしたが、
「この子が今、必死に身につけようとしている『生きる力』を、さらに面白がって伸ばしてくれる学校はどこだろう?」
という視点に変わってきたのです。

大学合格実績の数字の奥にある、学校のカリキュラムや、先生方の熱量、在校生たちの生き生きとした表情。
「この学校なら、我が子の地道でひたむきな努力を、かっこいい未来に変えてくれそうだな」

そんな風に想像すると、志望校選びが少しワクワクするものに変わってきました。
明日もまた、テストの結果にハラハラしたり、宿題の量に白目をむいたりする日常に戻ると思います(笑)。そこは割り切れるものではありません。

でも、子どもが今日机に向かって進めたその1ページは、間違いなく「20年後の我が子が、自分の足でかっこよく生きていくための土台」になっています。

我が子の今のがんばりを、一番の味方である私たちが、誰よりも誇らしく思って伴走してあげたいですね。

今週も本当にお疲れ様でした。また次回、我が家のリアルな試行錯誤をお届けします。



