東洋英和の繰上げ合格
娘の中学受験に1年間、完全併走した父の記録である
基本的には今回でこのお話は終わる。長かったようで、早かった気もする、濃密な家族の時間の物語だ。それこそが中学受験の醍醐味でもあり、大変なところだと思う。2026年は2月1日が日曜日でプロテスタント系の女子校が受験日を移動させている。こんな年は滅多にない。そんな年に当たった娘は運が良いのか悪いのか。いずれにせよ、与えられた選択肢から選んだ道を進むしかない。
なるべく、実際のデータや学校名を用いて記事を書いてきた。身バレがどうとかいうこともあるが、Youtubeで顔出ししている家庭もある。リスクは承知だろう。私自身はとうに顔出ししている。娘に不利益が被るのは本意ではないので、ある程度はぼやかして書いている。嘘というのは真実の中に混ざっているものだ。
この話が、これからの中学受験を戦う戦士たちの参考になれば良いと思っている。私自身も先人の動画やブログ、専門家の配信、色々と参考にさせていただいた。とても助かった。サポート的にも私自身のメンタル的にもだ。それほどまでに、過酷であったことは最初に述べておこう。
だからこそ、少しでも助けになればという思いと、記録として残したいという思いを込めて記事を書いている。多少、文章が劇的に書いてあるかもしれない。時に喜劇的かもしれない、悲劇的かもしれない。もしくは歌劇的だったり。私が西尾維新のファンだったりするので、多めにみてもらえるとありがたい。誰しも推しや憧れの人の真似をしたくなるものだろ。
ブログの性質上、記事が逆転する。そう新しいものが上に来るのだ。逆にすることもできるのだが、これもまた一興かと思い、こういう形にした。
初めから読みたい方は下の記事から読んでいただけるとありがたい。正直、時間を奪ってしまうのが申し訳ない内容なのかもしれないが、興味があり時間がある方は是非。読んでもらうために書いていると言っても過言ではないのだから。

ここからはエンディングとなる。有料記事にしてあるのは、前述のリスク回避もあるが、ここまで読んできてくれた方がいくばくかのお金を払っても読みたいと思っていただけるか興味があるというのも事実だ。
サンデーショックかチャンスか
今年はサンデーショックと言われ、プロテスタントの学校が受験日をずらしている。
受験者の動きが例年と異なり、なかなか読めない中、女子学院や東洋英和などは応募倍率を上げていた。東洋英和はA日程の合格者を増やしたが、それでも実質倍率は去年より上がった。
東洋英和の繰上げ合格
ここから先は今の所、期間限定無料公開しております。
3月後半を目処に有料記事(300円くらい?)にする予定です。
東洋英和のA・B不合格だった時に、爆泣きしながら繰上げ合格ある?
と聞く娘に繰上げ合格はあまり期待しない方が良いと話した。
期待させて先に進めなくなるのが怖かったからだ。実際、繰上げ合格は出たとしてボーダー近くじゃないとこない。東洋英和の複数回受験の優遇はB日程ボーダー付近の優遇と、繰上げ合格の優遇だ。B日程で不合格だったということは優遇措置を得られなかったわけで、繰上げが来るということはB日程のボーダーが下がったことを意味する。そこまで上位が抜けるかどうかではあるが、可能性は高くない。
そして、すでに娘も家族も進学先を決めていた。
田園調布校3回目に受かった時に、おそらく東洋英和のBもボーダーだったのかもと思った。
田園調布は複数回受験の優遇が点数加算だからだ。3回目だけ受けるのは若干不利なのに、合格とってきた。しかもやや体調不良だったにも関わらずだ。東洋英和B日程の試験の後、やるだけやれた、これでダメだら仕方ないとやり切った娘を思い出した。手応えと全力を出し切った顔だった。
私は娘の実力を見誤っていたかもしれない。
田園調布3回目の時の娘は今までで最高の学力に到達していた。それはチャレンジ校の東洋英和に届くまでに。
もしかしたら繰上げくるかもと妻には話していた。
と思っていたら、
1週間過ぎた祝日の午前に妻からメールが、東洋英和から電話きたとのこと。出ていないから繰上げかわからないけど、電話が来たと。ちょうど進学する学校の制服採寸だったので、出れなかったが、おそらく繰上げであることはわかった。
その数分後に私の携帯にも連絡きた。電話帳に登録してあったので、東洋英和と表示される。
後でみんなでかけ直したかったので、スルーした。繰上げ合格で間違い無いだろう。
おめでとう。合格したよ。
繰上げでも立派な合格。
なんとか届いたよ。1年間の努力が勝ち取った合格。
サポーターとしては正規合格させてあげたかったけど、試験は常に紙一重。運も実力のうち。
繰り上げを勝ち取ったのも実力だ。
しかし、本当にすごいやつだな。お前は。
1年前の今頃にやればできる。できるようにしてやると言ったのを素直に信じて、ひたすら積み重ね、遂に届いてしまうんだからな。尊敬するよ。その愚直さと努力を継続できた事を。
さて、決まっているとはいえ、どうするのかな。
やはり縁というものがあるのだろう
サンデーショックの大雪崩が起きることは予想されていた。東洋英和のA日程が応募者数で前年比150%、受験者数で+100人、合格者数 120人で+30人、B日程は合格者例年通りなので、大雪崩が30人以上起きれば繰上げも十分ありうる。英和も抜けることを予想したから、30人多くとっているのだから、多くぬけると思っているのだろう。
進学先を選べるのは贅沢だけど、何が決め手なのか
田園調布の発表があった後、カリタスにするか田園調布にするか娘に聞いてみた。どうしようと塾の先生も通学時間が少ない方が良いといい。ちなみに私の妹も中学受験経験者で港区に通っていた。娘からすると叔母になるのか。ある程度ひと段落したので、受験の報告がてら連絡してみた。すると、やはりオッサンの中で通勤電車に長時間乗るのがしんどかったと。やっぱり通学時間は短い方がいいか。私もそう思った。だから田園調布にする。それはいい。
私的にはカリタスの環境はとても好きなんだが。あの伸び伸びした環境はとても憧れる。が、通うのは私ではない。娘だ。
では東洋英和の繰上げが来たらどうするか?
私としてはどちらに進んでも、良いと思っていた。結局、いった先で頑張ることには変わらないからだ。一つ言えるとしたら、集団の中での位置だろう。四谷大塚で言うところのaクラスの上位にいるか、bクラスの真ん中にいるか。
自分のモチベーションを保ちやすい方を選ぶのが良いと。
正規合格に届かなかった英和に行くとすると、日々の勉強を頑張らないといけない可能性がある。それでも東洋英和に通いたいと言う気持ちがあれば、全然問題はない。制服が可愛いでも、野尻キャンプ楽しそうでもいい。要はどのくらい、その学校に行きたいかで決めれば良いと思う。
色々な条件で田園調布と東洋英和を比べた結果、娘は東洋英和を選ばなかった。
私の時代の人間なら偏差値の高い方を選ぶと思う。それが一般的な判断基準だからだ。しかし、この1年間、中学受験に携わって考えが変わった。
偏差値だけでは測れないものもある。出口の成績だけが人生の評価ではない。価値観は人それぞれだろう。やはり大学卒業を重要視する人もいる。早慶やGMARCHの付属が人気なのは卒業大学で就職や年収が変わるからだろう。
確かに中学受験のメリットの一つに大学進学の有利がある。

偏差値の高い学校はそれだけ進学が良いことが多い。あとは指定校推薦の差もあるだろう。
ただ出口も大事だが、そこで過ごす6年間だって重要だ。学校によってカリキュラムも違うだろう。特徴的な教育を取り入れているところもあるだろう。通学時間が短くなればできることもあるだろう。学校の場所によって、放課後の過ごし方が変わるかもしれない。価値観は様々だ。偏差値は一つの基準に過ぎない。
微妙に違うかもしれないが、人生の幸福度における所有資産みたいなものだと思う。
ぶっちゃけると金があれば幸せなのかということだ。ある程度は必要かもしれないが、
あればあるほどいいかというものではない。他にも必要なものがあるのではないだろうか。綺麗事なのかもしれないが。私はそれを今、現実に感じている。
私は縁を信じている
私は縁というものを信じている。
みたことがあるのかといえば、いつも見えていると答えるだろう。スピリチュアル的なものでもあるが、より現実的なことだ。
なぜなら、今ここにある全てが縁だからである。
望むと望まざるとに関わらず、今見渡して見えるもの全てが縁であり、そこにある意味を持っている。
以前に淑徳与野の入試前に湯島天神にお参りに行った。その際に、絵馬に書いた言葉。合格祈願であり、無事に受験を終わりますように。
これは良いご縁に恵まれますようにということだ。たとえば全落ちして公立の中学校に行ったとしても、それがご縁であり、私学に行っていたら何かのトラブルに巻き込まれてしまっていたのかもしれない。
今回、東洋英和のA・B両日程で不合格だった。カリタス女子に進学でも問題なかった。
しかし、もう申し込んでいるので田園調布を受験した。ありがたいことに合格をいただけた。
これが東洋英和で正規合格をもらっていたら、田園調布は受けなかったかもしれない。わからないけれども。
これは縁だ。こっちに行ったほうがいいよと人ならざるもの、先祖代々かもしれないし、神能ような存在なのかもしれないが、教えてくれているのだと思う。しかし、最終的に決めるのは本人だし、選んだ道を正しくしていくのが人間だ。
ただ結果として、合格と不合格を両方を経験することができた。一生懸命頑張って届かなかった悔し涙を初めてみた。本人も初めてだろう。その後、繰上げ合格をいただいた。辞退したが、ギリギリ届いた実感を得ただろう。
全てが縁だ。良い縁も悪い縁もあるのだろう。選べるものも選べないものもあるだろう。努力をすることによって良い縁を引き寄せられる。
私は人事を尽くして天命を待つという言葉より、運命の女神は勇者に味方するという言葉の方が好きだ。待つという姿勢より、リスクを恐れず行動する方が、良い縁に出会えそうだからだ。
私は縁を信じている。
この選択がさらに次の良いご縁と繋がりますように。
みんなで電話して繰上げ合格の辞退を告げる
ちょうど採寸が終わった娘に、再度確認したが変わらないとのこと。少し連絡に驚いているようではあったが、やったーと軽く言って、さして喜ぶでもなく変えないと。
肝が据わってるよな。かっこいいよ、お前は。ほんとに主人公で勇者だよ。
折り返しの電話をかけ、中高等部の代表が出る。やはり繰上げ合格の連絡だった。
本日、娘さんに繰上げ合格が回ってきましてお受けいただけるでしょうかと聞かれた。
あと何点正規合格に足りなかったのかとか聞いてみたかったが、答えてくれるわけがないので、ありがたい申し出ですが、すでに進学先を決めているため辞退させていただきますと告げた。
電話先でそうですよね、この時期ですと決めてますよねとややトーンが下がった感じで話される。少しお疲れのようだ。やはり、例年より人の動きが多いのかもしれない。それでも英和に行きたい子なら泣いて喜ぶところだろう。意外と辞退されることが多いのかもしれない。学校側も大変だと思う。
繰上げ合格くるかもと、心のどこかで落ち着かない日々であったが、これで本当にひと段落だ。
やっとお疲れ様だ。
結局、サンデーチャンスだったのか
今年はサンデーショックなのか
それともサンデーチャンスなのか
いずれにせよ、これでスッキリ中学受験を終われる。
結果、受験校6校中5校合格 十分な成果である。
ほんとによくついてきてくれた。割とハードな勉強スケジュールだったが、頑張ってついてきてくれた娘が誇らしい。
休みの日なんかは50分で10分休みのポモドーロを12セットはこなしていた。正直、勉強時間だけ見れば御三家クラスだと思う。本当によく頑張った。
1年前に塾辞めるとか言っていた頃の娘ではもはやない。

一回りもふた回りも大きく成長した。まず、話し方が変わった。使う言葉の数が増えた。自分で考えることが多くなった。色々なものの見方ができるようになった。色々なものに興味を示すようになった。想像力を働かせて推測することができるようになった。書く字が少し丁寧になった。まだ朝起きるのは苦手だけど、十分にお姉さんになった。
入試が始まる1月ごろにも娘に伝えたが、それだけで試験なんて受けなくても私は満足だった。さすがに受けないわけにはいかないが、成長という目標に関しては達成していた。
だから、受験までたどり着けただけで勝者、達成者なのである。
次に2月1日が日曜日になるのはいつなのか?中学受験で暦算やったから計算してみよう。どうやら2032年らしい。あと6年後か。
6年後のサンデーショックの際に、この記録が誰かの役に立ちますように。そしてサンデーチャンスとなり、良いご縁に巡り会えますように。
あとがき
この1年間の中学受験を目標とした勉強漬けの生活。全てが志望校合格のために動いていた1年間。私自身も仕事より娘優先で、時間や労力を費やしてきた。自分のこと以上に頑張った一年だった。
中学受験の算数を何十年ぶりに解いた。ニュートン算が当たり前に出てくることに驚いた。理科や社会も私の時より範囲が増えていた。そして国語だ。作者の気持ちなんてわかるわけないだろと思っていたが、中学受験の国語を学ぶうちに、作者の気持ちが聞かれてないこと、問題制作者との決まったルールでの問答であること。もしかして国語が一番論理的なんじゃないか、国語が一番算数なんじゃないかと思うようになった。
学ぶことで新しい気づきがある。この経験が今後の娘の糧になりますように。
またこれから受験に立ち向かう親子にエールを
今頑張ってやっていることは無駄じゃないよ、結果の合否に関わらず、成長できるから。勇気と自信を持って立ち向かってほしい。君たちは一人ではない、多くのサポーターに見守られている。私も不安になった時、ネットや塾の先生や色々な人に助けられた。今度は2026組としてサポーターにまわるから、悩んだ時や困った時は私たちや他のサポーターに頼ろう。一つの大きな目標に向かって、積み上げる濃厚な時間は必ずや君たちの人生の大切な1ページとして残るだろう。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
今の時代、至る所に歴史(経験談)があり手軽に見ることができる。ブログも然りである。
あとがきの長い文章に良いものはないというが、それは本編に詰め込みきれない思いがあるからだ。とはいえ、終わりが締まらないのも格好がつかないので、皆様への感謝とご多幸を祈り、この一年の受験サポート記録を終わりにしたいと思う。
2026年 全ての盟友、受験戦士たちに、そして未来の勇者たちに幸あれ。
あとがきの続き
本当に締まらない文章でお恥ずかしい限りだが、記録としてのシリーズはここで終わりで中学受験の情報やおすすめなどはアップデートしていくつもり。
なので、このブログは
もうちょっとだけ続くんじゃ
どこがちょっとなんじゃというツッコミがきそうなところで、一旦、筆を置かせてもらうことにする。ここまで読んでくれて本当にありがとう。皆様の未来に幸あれ。


