【6年上 第11回】完全攻略ガイド!各教科の分析・優先順位とわかりやすいポイント解説【四谷大塚2025】
はじめに 中学受験に向けて日々頑張っている6年生の皆さん、そして温かくサポートされている保護者の皆様、毎日のお勉強本当にお疲れ様です。 四谷大塚「予習シリーズ」6年上も第11回を迎え、前半の折り返し地点を過ぎました。この時期は、週テストのペースにも慣れてくる頃かと思いますが、同時に各教科の内容がより専門的になり、暗記量も増えてくるため、学習の負担を感じることも多いのではないでしょうか。
すべてを完璧にこなそうとすると、どうしても時間が足りなくなってしまいます。ここで大切なのは、お子さんの志望校や現在の実力に合わせて「やるべきことの優先順位」を明確にし、効率よく学習を進めることです。
本記事では、四谷大塚6年上・第11回の各教科(算数・国語・理科・社会)の内容を分析し、学習の優先順位と、お子さんがつまずきやすいポイントをわかりやすく教えるためのヒントをまとめました。日々のサポートの参考にしていただければ幸いです。
ボリューム層、四谷大塚偏差値で60くらいまでの方を対象に記事にしています。個人個人のレベルによってカスタマイズして見ていただいて構いません。自分なりの戦略を見つけ出していきましょう。

第1章:算数「立体図形(1)」〜図に描き込む力を養う〜
第11回の内容分析
算数の第11回は「立体図形(1)」です。5年生で学習した「立方体・直方体の1回切断」の復習に加え、新出テーマとして「展開図が正方形の三角すい」「切られる個数」「円柱・三角柱の斜め切断」「複合立体の切断」「複数回の切断」「すい体の切断」など、非常に多くの立体が登場します。空間認識能力が問われるため、苦手意識を持つお子さんも多い単元です。

■ やるべきことの優先順位

1. 基本の切断と斜め切断の公式(優先度:高) まずは立方体・直方体の1回切断で、基本の切り口の形(三角形や五角形など)を正しく見つけられるようにしましょう。また、円柱・三角柱の斜め切断の体積を求める公式「底面積×高さの平均」は必ず理解して覚えて使いこなせるようにすることが最優先です。
2. 展開図と見取り図の結びつき(優先度:高) 「展開図が正方形の三角すい」は頻出テーマです。展開図と立体の見取り図の関係をしっかり覚えましょう。
3. 切られる小立方体の数(優先度:中) 小さなサイコロを積み上げた立体を切断する問題は、1段ずつ「階層ごとに分けてスライスして考える」のが解くコツです。
4. 複雑な切断問題は思い切って飛ばす(優先度:低) 「複合立体の切断」や「複数回の切断」、「すい体の切断」といった応用問題は難易度が非常に高いため、中堅校を目指す場合は思い切って外して(飛ばして)構いません。基本と標準問題の定着に時間を使いましょう。
■ わかりにくいポイントのわかりやすい解説
立体図形で手が止まってしまうお子さんは、頭の中だけで図形をイメージしようとしていることが多いです。保護者の方は「まずは分かっている点同士を線で結んでごらん」「1階部分だけの図を描いてみよう」と、実際に手を動かして図に書き込むように声かけをしてあげてください。 また、斜め切断の「底面積×高さの平均」の公式は、ただ丸暗記させるのではなく、「同じ立体を逆さにくっつけると元の真っ直ぐな柱になるからだよ」と理由をセットで確認してあげると、忘れにくくなります。

第2章:国語「物語・小説(4)家族と友人」〜対比関係を視覚的に整理する〜
第11回の内容分析
国語の第11回は、文章テーマが「家族と友人」、読解テーマが「対比の関係②」です。 今回の物語文では、血のつながりだけではない強い絆で結ばれた新しい家族の形や、「友達は多い方がいい」という考え方にとらわれない友人との「付き合いの深さ」など、現代の多様な人間関係が描かれます。 読解スキルとしては、文章の構造を正確につかむための「対比(対立)の関係」を読み取ることが求められます。

やるべきことの優先順位
1. 逆接の言葉や比較表現への印つけ(優先度:高) 長文読解の基礎として、「しかし」「だが」といった逆接の言葉や、「〜ではなく〜」「〜に比べて〜」といった比較の表現を見逃さないことが重要です。これらが出てきたら、明確に2つのものを比べている合図です。
2. 肯定と否定の価値基準を読み取る(優先度:高) 文章の中で「Aは良いが、Bはダメだ」といったように、ある基準によって一方が肯定され、もう一方が否定されている関係を読み取る練習をしましょう。
■ わかりにくいポイントのわかりやすい解説
対比の関係が苦手なお子さんは、文章をただの「文字の羅列」として読んでしまいがちです。宿題をサポートする際は、「今、何と何が比べられている?」「対比のマーク(しかし、など)を四角で囲んでみよう」と促し、対立する2つの言葉に線を引かせるようにしてください。視覚的に構造がわかりやすくなります。 また、物語の人間関係にピンときていない場合は、「この主人公にとって、一番心を許せる相手は誰だろうね?」と、登場人物同士の心の距離感に注目させる声かけが有効です。

第3章:理科「地層・火山・地震」〜理由と図解で暗記を乗り切る〜
第11回の内容分析
理科の第11回は、「大地の変化(流水のはたらきや地層)」「火山」「地震」について学びます。地球のダイナミックな活動を扱うこの単元は、覚えるべき用語がたくさん登場する、暗記要素が非常に強い単元です。

■ やるべきことの優先順位

1. 基礎的な表や図の完璧な暗記(優先度:高) 「川の流れによる地形」「化石の2種類」「火成岩の分類表」「火山の形3パターン」といった基礎・標準の表や図をしっかり覚えることが最優先です。
2. 火山の形とマグマの関係、地震の基礎知識(優先度:高) マグマのねばりけが強いとドーム形に、弱いと平たい形になることや、地震の震度とマグニチュードの違い、初期微動(P波)と主要動(S波)といった基礎知識を確実に押さえましょう。
3. 地震の計算問題は後回し(優先度:低) 地震発生の時間や距離を求める計算問題は、速さと距離の概念がわかっていれば解けますが、難しい場合は後回しにして構いません。まずは用語と基本的な仕組みを理解して覚えることが重要です。
■ わかりにくいポイントのわかりやすい解説
用語をただ呪文のように丸暗記しようとしている時は要注意です。語呂合わせは最後の手段とし、「なぜそうなるか」を理由とセットで覚えさせましょう。 例えば「上流の石はどうして角ばっているの?(削られていないから)」「深成岩の粒はどうして大きさがそろっているの?(地下でゆっくり冷えたから)」と問いかけます。 また、テストでは写真や図を見て判断する問題が多く出題されるため、テキストの図や写真を一緒に指差しながら「これはどれかな?」とクイズ形式で確認してあげると効果的です。


第4章:社会「国際連合と紛争」〜ニュースと結びつけて生きた知識に〜
第11回の内容分析
社会の第11回は「国際連合と紛争」です。二度と世界大戦を起こさないために作られた国際連合の仕組みや、アルファベットの略称(WHO、UNESCOなど)を持つ国際機関、日本の国際貢献、そして現在も絶えない国際紛争や核軍縮について学びます。公民や時事問題に直結する非常に重要な単元です。

■ やるべきことの優先順位
1. 安全保障理事会の仕組みと常任理事国(優先度:高) 国連の中で最も重要な「安全保障理事会」の常任理事国5か国(アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国)と、1か国でも反対すれば決定を覆せる「拒否権」の仕組みを必ず覚えましょう。
2. アルファベットの略称と国際貢献の用語(優先度:高) UNESCO、UNICEF、WHO、UNHCRなどの国際機関の名称と役割、そして日本が行っているODA(政府開発援助)、PKO(国連平和維持活動)、NGO(非政府組織)などの用語を整理して暗記します。
3. 紛争の場所と核軍縮の条約(優先度:中) 中東戦争などの紛争について、場所と名前を一致させます。また、NPT(核拡散防止条約)などの重要用語も押さえておきましょう。


■ わかりにくいポイントのわかりやすい解説

アルファベットの略称は、子どもにとっては単なる記号に見えてしまい、覚えるのが苦痛になりがちです。日常的に「世界遺産を決めているのは?」「自衛隊が行くのは?」とクイズ形式で出題してあげると、楽しく定着させることができます。 さらに、これらの内容は毎日のニュースで報道されています。「テキストでやった常任理事国の〇〇が、ニュースで拒否権を使っているね」と、現実世界(ニュース)とリンクさせることで、理解が何倍も深まります。紛争の話題が出た時は、必ず地図帳を開いて「世界のどのあたりで起きているか」を一緒に確認してください。

おわりに:次の受験生とサポートする保護者の皆様へ
ここまで、四谷大塚6年上・第11回の各教科の分析と、学習の優先順位、わかりやすい解説のポイントについてお伝えしてきました。 6年生の前半戦もいよいよ佳境に入り、学ぶ内容の難易度や量に圧倒されそうになる時期かもしれません。しかし、どうか焦らないでください。すべてを完璧にこなそうとする必要はありません。志望校のレベルや、今のお子さんの理解度に合わせて、「絶対に取らなければならない基本・標準問題」に的を絞り、難問は勇気を持って見送ることも、立派な受験戦略です。
お子さんは、日々新しい知識と格闘しながら、一生懸命に机に向かっています。時に点数が伸び悩んだり、わからない問題に癇癪を起こしたりすることもあるでしょう。そんな時こそ、保護者の皆様の温かいサポートと、「わかるようになった!」「覚えられた!」という小さな達成感の積み重ねが、何よりのモチベーションになります。
わからないところは塾の先生に質問するよう促したり、クイズ形式で一緒に暗記を楽しんだりしながら、親子の伴走を続けていってください。 天王山と呼ばれる夏に向けて、今積み重ねている努力は決して裏切りません。皆さんの頑張りが最高の結果に結びつくことを心から信じています。
すべての受験戦士たち、そして全力でサポートする保護者の皆様に、心からのエールを送ります。明日からも一緒に頑張りましょう!




