1年の軌跡
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【四谷大塚】6年上第14回(総合) 完全攻略ガイド!各教科の分析・優先順位と弱点克服のポイント【2025】

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はじめに

中学受験の天王山と呼ばれる夏休みに向けて、日々過酷なスケジュールをこなしながら机に向かっている6年生の皆さん、そしてお子様の体調管理からプリント整理、学習のフォローまで、休む間もなく全力で伴走されている保護者の皆様、毎日のお勉強本当にお疲れ様です。

四谷大塚「予習シリーズ」6年上も第14回を迎えました。今回は新しい単元に進むのではなく、第10回から第13回までの内容を振り返る「総合回」です。 第10回〜第13回といえば、算数は「割合と比」「立体・平面図形」「数と規則性」、理科は「てこ」「気体・金属」、社会は「国際連合」「現代の日本と世界」と、どれも入試本番で頻出かつ、思考力と暗記力の両方が求められる非常にヘビーな単元ばかりでした。

これらをすべて完璧に復習しようとすると、時間がいくらあっても足りません。親子ともに必ずパンクしてしまいます。総合回の最大の目的は、「すべてを完璧にすること」ではなく「これまでの4回分の中で、どこに大きな穴(弱点)があるかを見つけ、そこを優先的に埋めること」です。勇気を持って「捨てる問題」を決め「絶対に取らなければならない基本」に的を絞ることが、最終的な合格への近道となります。

本記事では、あくまで「無理なく、無駄なく」学習を進めるためのヒントとして、第14回(総合回)に向けた各教科の内容を分析し、復習の優先順位と「親が教えるときのわかりやすいポイント」をまとめました。日々のサポートの参考にしていただければ幸いです。

第1章:算数「4つの重たい単元をどうさばくか〜基本への立ち返り〜」

⭐️第14回の内容分析

算数の第14回は、第10回「割合と比の文章題」、第11回「立体図形(1)」、第12回「平面図形(3)」、第13回「数と規則性(2)」の総復習です。 どれも入試で大問として出題される超重要単元であり、計算力、空間認識力、論理的思考力のすべてが問われます。ここで全部の応用問題に手を出そうとするのは大変危険です。

⭐️やるべきことの優先順位

1. 過去4回の週テストの「正答率50%以上」の解き直し(優先度:高) 

まずはこれまでの週テストやカリキュラムテストの結果を引っ張り出してきてください。総合回の対策として最も効率が良いのは、お子さんが間違えた問題のうち、「正答率が50%以上あった基本問題」だけをピックアップして解き直すことです。

2. 割合と比の文章題・数の性質の基本(優先度:高) 

図形問題はひらめきやセンスに左右される部分がありますが、「割合と比(分配算ややりとり算など)」や「数の性質(素因数分解、あまりの性質)」は、やり方さえ思い出せば確実に得点できます。テキストの基本問題・重要問題チェックに戻り、確実な得点源にしましょう。

3. 立体・平面図形は「作図」の基本動作のみ確認(優先度:中)

 図形の切断や移動の難問は思い切って捨てて構いません。「立方体の切り口を正しく結べるか」「円が転がる軌跡をフリーハンドで描けるか」という、手を動かす基本の作図ルールだけを確認します。

⭐️わかりにくいポイントのわかりやすい解説

総合回の算数で子どもが最も混乱するのは、「どの単元の、どの解法を使えばいいか」が瞬時に出てこないことです。テキストが単元ごとに分かれていないため、「これは何算だ?」と迷ってしまいます。 保護者の方がサポートする際は、問題を解く前に「これはどの武器(解き方)を使う問題かな?」と見立ての作業を一緒にやってあげることが有効です。 「余りが出ているから、数の性質の『不足』に注目するやつだね」「比が複数出ているから、線分図を描く『やりとり算』だね」と、問題文のキーワードと解法をリンクさせる声かけをしてあげてください。解き方への道筋さえ見えれば、あとはスルスルと解けるお子さんも多いはずです。

第2章:国語「対比と因果関係の総復習〜どんな文章にもブレない型を〜」

⭐️第14回の内容分析

国語の第14回は、第10回・第11回で学んだ「対比の関係」、第12回・第13回で学んだ「因果関係」の総復習です。 文章のテーマも「記憶と人生(随筆)」「家族と友人(物語)」「暮らしとテクノロジー(論説文)」「人間と社会(論説文)」と多岐にわたります。総合回では初見の文章が出題されるため、テーマに引きずられず、論理的に文章の構造を読み解く力が試されます。

⭐️やるべきことの優先順位

1. 第10回〜第13回の「漢字とことば」の完璧な暗記(優先度:高) 

総合回のテストにおいて、一番確実な得点源となるのは知識問題です。この4週間で学んだ漢字や語彙(テクノロジー、多様性、普遍的などの抽象語)を単語ノートで総ざらいしましょう。ここを落とさないことが偏差値安定の絶対条件です。

2. 接続語の印つけと矢印メモの徹底(優先度:高) 

「しかし(逆接=対比)」「だから・なぜなら(順接・理由=因果関係)」といった接続語に四角や丸で印をつける作業を、どんな文章でも息をするようにできるように徹底させます。

3. 記述問題の「型」の確認(優先度:中) 

「なぜですか」と聞かれたら「〜だから。」、「どういうことですか」と聞かれたら「〜ということ。」といった文末の基本的な型を確認します。要素を抜き出す練習も継続しましょう。

⭐️わかりにくいポイントのわかりやすい解説

総合回の国語で子どもがつまずくのは、物語文と説明文が混ざって出題されるため、頭の切り替えがうまくいかないことです。物語文の感覚で論説文を読んだり、その逆をしてしまったりします。 保護者の方がサポートする際は、「文章のジャンルによって読み方のスイッチを切り替える」ことを意識させてください。 「この文章は説明文だから、筆者の『主張(言いたいこと)』と『理由(因果関係)』を探すゲームだよ」「こっちの物語文は、主人公の『気持ちの変化』と、その『きっかけ』を探すゲームだよ」と、読む前に目的をはっきりさせてあげると、文章の迷子になりにくくなります。

第3章:理科「物理と暗記のハイブリッド〜知識の引き出しを整理する〜」

⭐️第14回の内容分析

理科の第14回は、第10回「動物」、第11回「地層・火山・地震」、第12回「運動・てこ」、第13回「気体・金属」の復習です。 生物、地学、物理、化学の4分野がすべて盛り込まれており、暗記量も計算量も非常に多い、まさに「総力戦」の回となります。

⭐️やるべきことの優先順位

1. 暗記3分野(動物・地学・気体)の知識のメンテナンス(優先度:高) 

暗記ものは時間が経つと必ず忘れます。「昆虫の完全変態・不完全変態の分類」「火成岩の分類表(新幹線〜など)」「気体の発生方法と集め方」といった、絶対に落とせない基本の表や図をもう一度覚え直します。

2. てこの「支点・力点・作用点」と基本計算の確認(優先度:高) 

物理分野の「てこ」は、複雑な滑車の問題などは深追いせず、「重さ×支点からの距離」の基本公式が正しく使えるか、棒の重さがある場合の重心の位置を理解しているか、に絞って復習します。

3. 難問・複雑な計算は後回し(優先度:低) 

地震のP波・S波の複雑な計算問題や、複数のてこが組み合わさった問題は、この時期はできなくても構いません。基本の定着に全力を注ぎましょう。

⭐️わかりにくいポイントのわかりやすい解説

理科の総合回で苦労するのは、覚えたはずの知識が頭の中でごちゃ混ぜになってしまうことです。「アンモニアは上方置換だっけ?下方置換だっけ?」「深成岩ってどれだっけ?」と混乱しがちです。 これを防ぐには、「クイズ形式でのこまめなアウトプット」が最も効果的です。テキストを黙読させるのではなく、夕食やお風呂の時間などに「酸素の集め方は?」「水上置換!」「じゃあ二酸化炭素の発生方法は?」「石灰石と塩酸!」と、テンポよく一問一答を出してあげてください。 「理由とセットで覚える」ことも大切です。「アンモニアはどうして上方置換なの?」「水に溶けやすくて、空気より軽いから!」と、理由まで答えられたら大げさに褒めてあげましょう。

第4章:社会「世界と日本のリンク〜データとアルファベットの整理〜」

⭐️第14回の内容分析

社会の第14回は、第10回「世界のすがた」、第11回「国際連合と紛争」、第12回「現代の日本と世界(1)」、第13回「現代の日本と世界(2)」の復習です。 地理の総復習的な要素に加え、国際機関の仕組みや、貿易・産業の統計データといった公民分野への橋渡しとなる内容が中心です。

⭐️やるべきことの優先順位

1. 国際機関のアルファベット略称と役割の暗記(優先度:高) 

UNICEF、UNESCO、WHO、NGO、ODAなど、紛らわしいアルファベットの略称とそれぞれの役割を、もう一度正確に一致させます。

2. 統計データ(グラフ・表)の読み取りポイントの確認(優先度:高) 

「日本の貿易相手国トップ3」「輸入品目の割合」「人口ピラミッドの形の変化」など、テストで必ず出る頻出グラフの形や特徴的な数字を頭に入れます。

3. 地図帳を使った位置の確認(優先度:中) 

世界の大陸や海洋、紛争地域(中東など)、貿易相手国の位置を、必ず地図帳を開いて視覚的に確認しておきましょう。

⭐️わかりにくいポイントのわかりやすい解説

社会でこの時期に子どもが嫌がるのは、「似たようなグラフや表が多すぎて見分けがつかない」ということです。 ここをわかりやすく教えるコツは、「グラフの特徴的な『とんがり』や『順位の入れ替わり』に注目させること」です。 例えば、「この貿易のグラフ、1位が中国で2位がアメリカだよね。じゃあ、機械類がたくさん輸入されているからこれは全体のグラフだね」とか、「オーストラリアが上位にきているから、これは鉄鉱石か石炭のグラフだ!」というように、「どこを見れば一発でわかるか(判別ポイント)」を一緒に見つけてあげると、ただの丸暗記から脱却でき、謎解きゲームのように楽しんで解けるようになります。

おわりに:次の受験生と、最強のサポーターである保護者の皆様へ

ここまで、四谷大塚6年上・第14回(総合回)の各教科の学習ポイントと優先順位についてお話ししてきました。

第10回から第13回という、非常に重たく難しい単元を駆け抜けてきたお子様は、今、確実に大きな力をつけています。しかし、総合回のテスト範囲の広さを前に、「全然覚えていない…」「また同じミスを繰り返している…」と、親御さんの方が焦りや不安を感じてしまう時期かもしれません。

でも、どうか深呼吸をしてください。 一度学んだことを忘れてしまうのは、人間の脳の正常な働きです。大人が見ても難しい課題を、一度で完璧に覚えきれる小学生はいません。忘れたところをもう一度拾い上げ、知識の網の目を少しずつ細かくしていく。その「メンテナンス作業」のための総合回です。 すべてを完璧にしようとして親子で険悪なムードになるよりも、「今日は算数のこの基本だけ直そう」「社会のアルファベットだけは完璧に言えるようにしよう」と、目標を小さく設定し、達成感を味わわせてあげてください。

「わかった!」「思い出せた!」という小さな成功体験と笑顔の積み重ねが、お子様の自信となり、やがて来る夏休みの過酷な学習を乗り切るための最大のエネルギーになります。 11歳や12歳の子どもたちが必死に立ち向かっている姿自体が、すでに奇跡のように尊く、計り知れないほど素晴らしいことです。

お子様の一番の味方は、優秀な塾の先生でも、素晴らしい参考書でもなく、他でもない保護者の皆様です。温かいご飯と、「今日も一日よく頑張ったね」という心からの労いの一言が、お子様の背中を何よりも力強く押してくれます。

中学受験という長く険しい道のりですが、今流している汗と涙、そして親子の絆は、決して無駄にはなりません。 焦らず、他人と比べず、ご家庭のペースを大切に。明日からの学習も、一緒に前を向いて歩んでいきましょう。皆様の健闘を心から応援しています!

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自己紹介
とぱぷー
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受験サポーター 医師
中学受験経験者 医師 得意科目:算数
中学受験を1年間併走し、結果は受験校6校中5校を合格。
合格率約85%の受験サポーターとして、受験の記録およびノウハウを発信している。
名前の由来は旅行用ネックピローと某ランドのキャラ帽子による。
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