夫婦のバトンパスで挑んだ中学受験。我が家が「チーム」として一丸になれた理由と、妻の圧倒的な行動力
中学受験はよく「親の受験」と言われますが、我が家の受験を振り返ると、それはまさに「家族というチーム」で挑んだ一大プロジェクトでした。塾の課題管理や日々の勉強のサポートなど、学習面での指導は主に父親である私が担当していました。模試の結果を見て一喜一憂したり、解けない問題を一緒に悩んだり。表から見える「受験パパ」としての役割は私が担っていたのかもしれません。

しかし、我が家が迷わずに志望校を決め、最後までブレずに走り抜けられたのは、間違いなく妻(母親)の圧倒的なサポートがあったからです。受験勉強が本格化する中、各学校の情報を集め、実際に足を運び、その場の空気感や先生方の雰囲気を肌で感じてきてくれたのは全て妻でした。夫が勉強を教え、妻が足で情報を稼ぐ――この見事な役割分担と、妻の献身的な行動力があったからこそ、我が家は最高の形で受験に向かうことができました。

今回は、そんな妻が1年間で集めてきてくれた我が家の「足跡」を振り返りつつ、これから受験を迎えるご家庭へ向けたリアルなアドバイスをまとめました。
午前・午後でハシゴも。リストから見える妻の「圧倒的な行動力」
春の合同説明会から始まり、初夏のオープンスクール、秋の文化祭、そして冬の入試直前説明会まで、妻はこれだけのスケジュールを緻密に管理し、参加してくれました。

リストをよく見ていただくと分かるのですが、我が家のスケジュールには「同じ日に2校」をハシゴしている日が何度もあります。
例えば6月7日には、午前中に香蘭のオープンスクールへ行き、午後には東京女学館のオープンスクールへ。さらに6月21日には、午前中に横浜の横浜共立学園を見学し、午後には品川の品川女子学院へ移動するという過密スケジュールでした。
学校ごとの移動ルートを調べ、受付時間に間に合うようにタイムスケジュールを組み、異なる学校の情報を頭を切り替えながら集めてくる――。この妻の「圧倒的な行動力」と「熱意」がなければ、我が家の情報収集は到底これだけの密度にはなり得ませんでした。勉強を家で教えていた私から見ても、妻のこのタフさとサポート力には心からリスペクトしかありません。

| 時期 | イベント名・学校名 |
| 春(4月〜5月) 情報収集のスタート | ・洗足学園 説明会(4/26) ・女子校アンサンブル(合同説明会)(4/29) ・DISCOVER私立(合同説明会)(5/18) ・東洋英和女学院 説明会(5/24) |
| 初夏(6月) 学校の日常や生徒を見る時期 | ・私立女子中に触れる会(6/3) ・【同日ハシゴ】香蘭女学校 オープンスクール(6/7・午前) ・【同日ハシゴ】東京女学館 オープンスクール(6/7・午後) ・昭和女子大学附属昭和 校舎案内(6/11) ・頌栄女子学院 説明会(親向け)(6/17) ・普連土学園 学校参観(6/20) ・【同日ハシゴ】横浜共立学園 見学会(6/21・午前) ・【同日ハシゴ】品川女子学院 オープンキャンパス(6/21・午後) ・山脇学園 学校参観(6/27) ・東洋英和女学院 オープンスクール(6/28) |
| 秋(9月〜10月) 娘のモチベーションを高める文化祭 | ・山脇学園 山脇祭(9/13) ・田園調布学園 田園調布文化祭(9/27) ・山脇学園 オープンキャンパス(10/4) ・実践女子学園 説明会(10/18) ・東洋英和女学院 楓祭(10/24) |
| 冬(11月〜12月) 過去問や出願に向けた最終確認 | ・東洋英和女学院 入試説明会(11/15) ・カリタス女子 入試説明会(11/22) ・【同日ハシゴ】田園調布学園 入試説明会(12/6・午前) ・【同日ハシゴ】和洋国府台女子 入試説明会(12/6・午後) ・東洋英和女学院 オンライン学校説明会(12/9) ・淑徳与野 入試説明会(12/12) |
先輩ファミリーからのアドバイス:争奪戦となる「体験型コンテンツ」を勝ち取るには
これだけの数の説明会に参加するためには、実は高いハードルがあります。現在、多くの中学校が説明会やイベントの予約システムに「ミライコンパス(miraicompass)」を導入しています。

ここでこれから受験を迎える皆さんに強くお伝えしたいのは、「人気の学校や、学園祭・オープンスクール等で実施される『体験型コンテンツ』は、受付開始直後に一瞬で満席になる」ということです。
ただ校舎内を見学するだけでなく、学園祭やオープンキャンパスで行われる「体験授業」「部活体験」「実験教室」「在校生による校内ツアー」といったコンテンツは、子ども自身のモチベーションを爆発的に高めてくれる貴重な機会です。しかし、これらは席数が極端に少なく設定されているため、文字通りの“瞬殺”になります。
「週末にでも予約しよう」では絶対に間に合いません。妻も、各学校の予約受付開始日時をスケジュール帳にすべてアラート設定し、開始時間の数分前からはスマホやパソコンの前でスタンバイして予約を勝ち取っていました。

学校の公式ホームページをこまめにチェックし、「何月何日の何時から受付開始なのか」を事前に把握しておくこと。そして、開始と同時に迷わず申し込めるよう、ミライコンパスの会員登録や基本情報の入力、家族のスケジュール確認は事前に済ませておくのが鉄則です。一歩出遅れると、せっかくの訪問のチャンスを逃してしまうので、ぜひ早め早めの行動を意識してください。
さいごに:受験は最高のチーム戦
勉強を教えることだけが受験対策ではありません。子どもが「この学校に行きたい!」と思える選択肢を広げ、モチベーションを引き出すためのリアルな情報を集めること。それこそが、我が家の受験の羅針盤となっていました。

勉強担当、情報・行動担当、そして日々プレッシャーと戦う子ども。同じ日に複数の学校を飛び回るほどの熱量で妻が動いてくれたからこそ、私たちもその背中を見て「よし、頑張ろう」と一つになれました。それぞれが自分の役割を全うし、互いの貢献を認め合えたとき、家族の絆は驚くほど強くなります。
ぜひ、ご夫婦で、あるいはご家族みんなで声を掛け合いながら、この大イベントを乗り切ってください。応援しています!


