1年の軌跡
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【四谷大塚】 6年上第16回 完全攻略ガイド!各教科の分析・優先順位と「親が教える」つまずき克服ポイント【2025】

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はじめに

中学受験の天王山と呼ばれる夏休みがいよいよ目の前に迫ってきました。日々増えていく宿題や、どんどん難易度が上がるテキスト、そして毎週のようにやってくる週テストに立ち向かいながら、毎日必死に机に向かっている6年生の皆さん、本当に頭が下がる思いです。

そして、お弁当作りからプリントの整理、日々のスケジュール管理、何よりお子様のメンタルケアまで、休む間もなく全力で伴走されている保護者の皆様、今週も本当にお疲れ様です!

四谷大塚「予習シリーズ」6年上も、ついに第16回を迎えました。前回の第15回テストで素晴らしい結果を出せたご家庭も、思うように点数が伸びず悔しい思いをしたご家庭も、ここからが夏休みに向けた最後の正念場となります。

第16回のカリキュラムを見てみると、算数は「立体図形(2)」、国語は「日本語と私/助動詞・助詞の復習」、理科は「気象」、社会は「政治・外交史(2)」と、どれも入試で合否を直接左右する極めて実戦的かつ重たいテーマばかりが並んでいます。

「やることが多すぎて、どこから手をつければいいのかわからない…」と焦ってしまう時期だからこそ、親御様が冷静に学習の「優先順位」を見極め、お子様の負担を減らしてあげることが何より大切になります。

本記事では、第16回の各教科の内容を徹底的に分析し、取り組むべき優先順位と、お子様がつまずきやすいポイントを親御様が「視覚的にわかりやすく教えるためのコツ」を大ボリュームでまとめました。ぜひ、ご家庭での作戦会議のヒントとしてご活用ください!


第1章:算数「立体図形(2)」〜展開図の魔法と立体を切り開く作図力〜

第16回の内容分析

算数の第16回は「立体図形(2)」です。5年生までに学習した「立方体・直方体」「さいころの問題」「角柱と円柱」「角すいと円すい」「回転体」「投影図」「くり抜き」といった復習テーマに加え、新出テーマとして「立体表面上の最短距離」「正多角形で囲まれた立体」「立体図形と影」が登場します。

立体図形は、平面図形と並んで中学入試における「得点差が最も開く単元」です。空間認識力が必要とされるため、頭の中だけでイメージしようとすると多くのお子様がパニックに陥ってしまいます。しかし、いくつかの「お決まりのルール(武器)」さえ身につければ、パズルを解くように確実に得点源にできる単元でもあります。

やるべきことの優先順位

【優先度:極高】

「立体表面上の最短距離」の展開図作図(新出テーマ) 円柱や直方体の表面にひもをかける「最短距離」の問題は入試超頻出です。頭の中でひものの軌跡を追うのではなく、必ず「展開図を正しく描いて直線で結ぶ」という基本動作を徹底させましょう。

【優先度:高】

「回転体」と「投影図」の基本動作確認(復習テーマ) 正面(立面図)と真上(平面図)から見た図から元の立体を特定する投影図や、軸を中心に図形を1回転させる回転体は、中堅校でも大問の(1)や(2)で非常によく出題されます。「軸に垂直な面で切ると切り口は必ず円になる」という基本を思い出し、確実に得点できるようにしましょう。

【優先度:中】

「正多角形で囲まれた立体」「立体図形と影」(新出テーマ) 正多面体の面・頂点・辺の数の性質や、光源からできる影の問題は、相似の知識が必要でやや複雑です。まずはテキストの「重要問題チェック」レベルの基本が仕上がってから深追いするようにし、難しい場合は後回しにしても構いません。

わかりにくいポイントのわかりやすい解説

この単元で子どもたちが最も混乱するのは、「表面を通る最短距離が、立体の上でどういう形になるのか想像できない」ということです。

保護者の方が教える際の最大のコツは、「地球儀の上で最短の道を測る時も、ペタッと世界地図(展開図)に広げてから、定規でピシッと直線を引くんだよ!」と教えてあげることです。

「立体をカッターで切り開いてペタッと平らにしたのが展開図。展開図の上で、スタート地点とゴール地点を真っ直ぐな『直線』で結んだもの。それが、立体に戻した時の『最短距離』になるんだよ」と、作図のルールをシステム化してあげましょう。展開図さえ正しく描ければ、あとはただの「直角三角形の斜辺」や「相似」の問題に早変わりします。

また、前回の斜め切断の体積公式(底面積×高さの平均)に続き、立体のくり抜き問題や回転体では「見取り図をノートの余白にフリーハンドで描く」という手を動かすサポートを根気強く続けてあげてください。


第2章:国語「日本語と私」&「助詞の総復習」〜主語の省略と助詞識別の魔法〜

第16回の内容分析

読解テーマは「日本語と私(説明文・論説文)」、知識テーマは「単語の学習②(助詞の総復習)」です。

読解では、日本語の持つ「主語が省略されやすい特性」や「あいまいさ」、「和語・漢語・外来語の混在」といった特徴を、英語などの西洋言語と比較しながら論理的に読み解く力が試されます。

また、知識問題の「助詞の総復習」は、多くの受験生が感覚だけで解いて失点しやすい「罠単元」です。

やるべきことの優先順位

【優先度:極高】

助詞「と」「で」「か」の用法の識別暗記 「と」や「で」といったおなじみの助詞には、実は何種類もの異なる役割があります。入試での文法一問一答において、非常によく問われるため、識別ルールを完璧に暗記しましょう。

【優先度:高】

接続関係のマークと段落ごとの対比・換言(イコール)の読み取り 「しかし(逆接・対比)」や「つまり(換言・イコール)」といった接続語に印をつけ、文章 of 骨組みを正確に捉える練習を徹底します。「日本語と外国語のコミュニケーション文化の違い」という対比構造をクリアに整理することが、正答へのカギです。

【優先度:中】

抽象キーワード(アイデンティティ、自称詞・他称詞)の語彙整理 「自分らしさ」を表すアイデンティティや、相手との関係によって「わたし」「ぼく」「俺」と変化する自称詞の特徴について、単語ノートを使って言葉の意味と例文をセットで確認しておきましょう。

わかりにくいポイントのわかりやすい解説

子どもたちが最も苦手とするのが、文法問題における助詞の識別です。特に「と」の識別は感覚で解こうとすると全滅します。

これを一発で見分ける魔法の判別システムを教えてあげてください。

  • 「と」の識別システム:
    • 「〜たら、必ず〇〇になる」と言い換えられたら【接続助詞の「と」】! (例:「春になると、桜が咲く」→「春になったら、必ず桜が咲く」:通じるので接続助詞)
    • 「AとB」のように並べられたら【並立の格助詞】! (例:「犬とネコを飼う」:並立)
    • 「一緒に」と付け足して意味が通れば【共同の格助詞】! (例:「友達と遊ぶ」→「友達と一緒に遊ぶ」:共同)
    • 会話や思った内容の語尾に付けば【引用の格助詞】! (例:「行くと言った」:引用)

また、「で」の識別(場所、時間・期限、道具・手段、原因・理由など)についても、「『飛行機で行く』は道具(手段)」「『風邪で休む』は原因(理由)だね」と、言葉の「箱」をイメージさせて整理してあげると、文法問題がパズル感覚で楽しく解けるようになります。


第3章:理科「気象」〜天気図の読み方と乾湿計の気化熱マジック〜

第16回の内容分析

理科の第16回は「気象」です。内容は「気象 of 観測(気温・気圧・湿度の測定)」と「天気の変化(天気図の読み方、日本の四季の天気特徴)」に分かれています。

アメダスによる観測、乾湿計の表の読み取り、天気記号、高気圧と低気圧の風の吹き方、そして「西高東低」「南高北低」といった気圧配置など、覚えるべき図解と基礎知識が非常に多い、入試で極めて狙われやすい大物単元です。

やるべきことの優先順位

【優先度:極高】

「天気記号」と「風向・風速」の完全暗記 快晴(白丸)、晴れ(丸に縦線一本)、くもり(二重丸)、雨(黒丸)などの天気記号と、16方位の風向、風速を表す羽の数の読み取りは、知っていれば1秒で解ける大サービス問題です。ここを絶対に落とさないよう徹底暗記しましょう。

【優先度:高】

「乾湿計」の仕組みと湿度の計算・読み取り 「乾球」と「湿球」の温度差から湿度を求める表の読み取り問題です。なぜ湿球の温度は乾球より下がるのかという「理屈」も含めて正確に理解することが重要です。

【優先度:中】

日本の四季の気圧配置と天気の特徴 「春(変わりやすい天気)」「梅雨(梅雨前線)」「夏(南高北低)」「秋(秋雨前線・台風)」「冬(西高東低)」という、それぞれの季節を代表する気圧配置と風の向きをセットで整理します。

わかりにくいポイントのわかりやすい解説

理科の気象で多くの子どもたちが引っかかるのが、「乾湿計で、なぜ湿球の温度計はいつも低くなっているのか?」という仕組みの理解です。

ここをわかりやすく教えるコツは、「お風呂上がりに、扇風機に当たるとすごく寒く感じるのと同じだよ!」と教えてあげることです。

「湿球の温度計の先は、水で濡らしたガーゼが巻いてある。水が蒸発して空気中に逃げていくとき、まわりの熱を奪っていくんだ。これを『気化熱』というよ。空気がカラカラに乾燥している(湿度が低い)日ほど、水は勢いよく蒸発するから、その分だけ熱がたくさん奪われて、湿球の温度がグングン下がる。だから、乾球(その時の気温)と湿球の『温度の差が大きい日ほど、空気は乾燥している(湿度が低い)』ってことなんだよ!」

このように、身近な感覚と理屈を結びつけて教えてあげることで、ただの乾湿表の数値の読み取りが、生きた知識としてしっかりと頭に焼き付きます。


第4章:社会「政治・外交史(2) 京都から江戸へ」〜四大改革のオセロストーリー〜

第16回の内容分析

社会の第16回は「政治・外交史(2)」です。室町時代、戦国時代、安土・桃山時代、そして江戸時代末期(江戸幕府の滅亡、大政奉還まで)を一気に駆け抜けます。

前回の第15回(旧石器〜鎌倉)に引き続き、歴史の大きな「縦の糸」を紡ぐ重要回となります。特に江戸時代の「享保・寛政・天保の改革」と「田沼意次の政治」、そして幕末の「開国から江戸幕府の滅亡へのストーリー」は、中学受験社会の歴史分野における最大の頻出テーマです。

やるべきことの優先順位

【優先度:極高】

「江戸の四大改革+田沼の政治」の完全整理 吉宗(享保)、田沼意次、定信(寛政)、水野忠邦(天保)の改革は、「誰が」「どのような背景で」「何を行い」「結果どうなったか(目安箱、株仲間、人返しの法など)」を完璧に整理し、時代順に並び替えられるようにします。

【優先度:高】

信長・秀吉の二大政策(楽市楽座、太閤検地、刀狩) 安土桃山時代の統一事業で行われた「楽市楽座(商業の自由化)」、「太閤検地(ものさしと升の統一、農民の土地登録)」、「刀狩(武器の没収、兵農分離)」の目的と、それが社会に与えた影響をセットで暗記します。

【優先度:高】

江戸の外交「四つの窓口(鎖国中)」 「鎖国」=完全に国を閉ざしていたわけではないことを理解します。長崎(オランダ・中国)、対馬(朝鮮)、松前(アイヌ)、薩摩(琉球)という四つの窓口と、それぞれの交易の特徴(勘合や通信使など)を地図帳とリンクさせて整理しましょう。

わかりにくいポイントのわかりやすい解説

歴史の後半で子どもたちが一番嫌がるのが、「江戸時代の享保・寛政・天保の改革と田沼意次の政治が、どれが誰だかごちゃごちゃになってしまう」という問題です。

ここをわかりやすく教えるコツは、「歴史は『キツくする⇒ゆるめる⇒キツくする…』のオセロゲームなんだよ」というストーリーで見せてあげることです。

  • 四大改革オセロストーリー:
    1. 徳川吉宗(享保の改革):【キツい】 「幕府にお金がないから、みんなでお米を節約しよう!目安箱で意見も聞くよ。さつまいもも植えよう!」と、厳しく引き締めます。
    2. 田沼意次(田沼の政治):【ゆるい】 「節約ばかりじゃ息が詰まる!商売をどんどん盛り上げて、税金(株仲間の公認)や長崎貿易で国を豊かにしよう!」と、超ルーズに経済を回します(その結果、賄賂が横行します)。
    3. 松平定信(寛政の改革):【キツい】 「田沼のやり方はずるい!私は吉宗のおじいちゃんの孫だから、昔の厳しい真面目な政治に戻す!朱子学以外の学問は禁止だ!」と、再びガチガチに引き締めます。
    4. 水野忠邦(天保の改革):【超キツい】 「さらに厳しくするぞ!お前ら勝手に江戸に遊びに来るな、村に帰れ!(人返しの法) 物価を下げるために株仲間も解散だ!」とやりすぎて、たった2年で大失敗します。

このように、経済の「引き締め(キツい)」と「緩和(ゆるい)」の波が交互にやってくるドラマとして教えてあげると、用語を記号として覚えるのではなく、「流れ」として自然に納得できるようになります。


おわりに:天王山の夏に向けて、最高のサポーターである保護者の皆様へ

ここまで、四谷大塚6年上・第16回の各教科の攻略ポイントと優先順位についてお話ししてきました。

第16回の内容は、覚えることも計算も非常に多く、大人が見ても圧倒されるような高い壁です。毎週のように新しい難単元がやってきて、「本当に夏休みまでに全部終わるのだろうか…」と、親御様の方がプレッシャーで押しつぶされそうになってしまうこともあるかと思います。

でも、どうか一度、深呼吸をしてください。 できない問題や間違えた問題にばかり目を向ける必要はありません。大切なのは、できない部分に焦って難問を山積みにすることではなく、「今週は算数の最短距離だけは完璧にしよう」「理科 of 天気記号だけは絶対に落とさないようにしよう」と、我が家のペースに合わせたスモールステップを設定し、確実に基本の土台を築くことです。

11歳や12歳という多感な時期に、重たいリュックを背負い、夢に向かって必死に机に向かっているお子様たちの姿は、すでにそれだけで計り知れないほど立派で、尊いものです。 And then, その挑戦を一番近くで支え、丸付けをし、スケジュールを管理し、時にぶつかり、涙を流しながらも「温かいご飯」を作り続けている保護者の皆様は、間違いなく世界で一番素晴らしいサポーターです。

親御様の温かい言葉と「今日もよく頑張っているね」という笑顔の一言こそが、これから始まる過酷な夏の学習を乗り切るための、お子様にとって最大の、および唯一のオアシスになります。 焦らず、他人と比べず、一歩ずつ。今流しているすべての汗と涙は、決して無駄にはなりません。

すべての輝く受験戦士たちと、愛を持って伴走し続ける保護者の皆様に、心からの敬意と熱いエールを送ります。この壁を夏の大きなジャンプ台に変えて、明日からも一緒に笑顔で前を向いて歩んでいきましょう!

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とぱぷー
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受験サポーター 医師
中学受験経験者 医師 得意科目:算数
中学受験を1年間併走し、結果は受験校6校中5校を合格。
合格率約85%の受験サポーターとして、受験の記録およびノウハウを発信している。
名前の由来は旅行用ネックピローと某ランドのキャラ帽子による。
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