「やればできる」の本当の意味。娘の中学受験に伴走して見つけた『学びの王道』と親の役割

「我が子のために今できることは何か、自分のためではなく本人のために」──。
この思いを胸に、偏差値40からのGiant Killingを目指して娘の中学受験に伴走してきました。喜びも涙もあった1年間を終えて、私の中で一つ確信に変わったことがあります。
それは、「勉強ができないのではなく、やっていないだけ、あるいは『やり方がわからないだけ』である」ということです。

「やればできる」という言葉があります。私はこの言葉は間違っていないと思っています。ただし、そこには二つの大切な意味合いが含まれています。一つは「やらなければ、できるようにはならない」ということ。そしてもう一つは、「やってみてできない時は、『やり方』が違うことがある」ということです。

『ビリギャル』から読み解く、結果を出すための「一般的な症例」
この「正しいやり方」の重要性を語る上で、映画や本で大ヒットした『ビリギャル』こと小林さやかさんのストーリーがよく引き合いに出されます。
実は私、始めビリギャルの話を読んだ時に、特に違和感は感じませんでした。「ちゃんと頑張った人が、しっかり結果を出した」という感想でしかなかったのです。彼女が1年半で偏差値を40上げて慶應義塾大学に合格したことは、決して魔法のような特別な「一症例」ではなく、正しいやり方で努力を積めば誰もが結果を出せるという「一般的な症例」だと思っています。
唯一、彼女が特徴的で凄かったのだとすれば、「自分で考え、頑張り続けることができた」ということでしょうか。実のところ、勉強においてこれがいちばん難しいところです。しかし、そんな彼女でさえ、自分ひとりで走り切ったわけではなく、モチベーションのコントロールは周囲(お母さんや坪田信貴先生)の力をうまく借りてやっていました。

小学生だからこその「親の苦悩」と、3つの『学びの王道』
ここが、私たち中学受験生を持つ親の最大のポイントです。

中学受験における受験生は「小学生」です。高校生だったビリギャルのように、小学生が自身でモチベーションを管理することは非常に難しいと言わざるを得ません。そこら辺が、中学受験の親としての最大の苦悩なんだと思います。

だからこそ、親の適切な伴走が不可欠なのです。私の伴走経験と、結果を出すための法則を紐解くと、以下の3つの「学びの王道」にたどり着きます。

学びの王道①:目標までの最短の道のり(明確な目標設定と細分化)
受験勉強において、まず不可欠なのは「どこに向かっているのか」という明確な目標(旗印)です。

しかし、小学生にとって数ヶ月後、数年後の受験本番は遠すぎます。大切なのは、大きな目標に至るまでの道のりを、細分化された「短期目標」に落とし込むことです。今やるべき「最短の道のり」を見せ、小さな達成感を味わわせる。これが親の最初のサポートになります。

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学びの王道②:そこにいくまでの効率的な戦略(自分に合ったやり方)
目標が決まっても、ただがむしゃらに長時間机に向かうだけでは非効率です。「やってできない時はやり方が違う」の言葉通り、自分に合った効率的な勉強法を見つけることが重要です。

インプットとアウトプットの黄金比を意識したり、集中力を引き出すための時間管理術を取り入れたり、テキストを工夫して学習効率を劇的に上げたりする「戦略」が、偏差値アップの鍵を握ります。正しい頑張り方を知れば、子どもはできるようになっていくのです。

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学びの王道③:環境の整備(モチベーション管理とサポート体制)
そして最後に、小学生の受験において最も重要であり、親の最大の役割となるのが「環境の整備」です。

前述の通り、小学生が自らモチベーションを維持するのは至難の業です。ビリギャルのお母さんが娘の可能性をどこまでも信じ抜いたように、親は時にコーチとなり、最大のサポーターとして寄り添う必要があります。子どもが安心できる環境を作り、スケジュールに「余白」を作って息抜きをさせながら、モチベーションをうまく管理してあげる環境整備こそが、合格への最大の推進力になります。

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まとめ:学ぶ楽しさを知れば、人生は学びに溢れている

正しい努力の仕方で、小さな「できた!」を積み重ねる。その楽しさを一度でも覚えたら、人生が学びの連続であり、色々な楽しみに溢れていることがわかるはずです。
元来、人間は「知りたい」「成長したい」という欲深い生き物なのだと思います。だからこそ、学ぶ楽しみを覚えた人は、生涯が学習であることに気づくのでしょう。中学受験というハードな経験も、正しい頑張り方と楽しさを知るための素晴らしい入り口になります。

「とぱぷーの受験戦略記」では、これからもこの3つの柱をベースにした具体的なノウハウや記録を発信していきます。
読者の皆さまも、ぜひ当ブログの色々な情報をうまく使って、お子さんのモチベーションを維持し、合格に向かって頑張ってください!


