田園調布学園 3回目 2月4日
これで本当に最後だ
朝起きた時、思った。これで最後だ。
A・B連日の不合格のあと、カリタス女子へ通うことの準備をしていたところに、妻が明日は受けないの?と。そうだった、田園調布学園の申し込みしてた。娘は受けに行くとのことで、昨日は早く寝た。その時の記事はこちら

最後の当日の朝
今までの試験の日と同様に娘を起こす。やはり、自分では起きてこない。まぁ、東洋英和女学院の2連戦とも自信あったみたいなのにダメだったからこたえてるか。それとも、普通に連日試験で4連戦目で普通に疲れているのか。流石に疲れるよな。私も疲れた。けど、なんかアドレナリン出て変に元気なんだけれども。
やはり2月1日の合格があるから、どこかに余裕があるのかもしれない。戦略的には大成功だ。
朝ごはんを食べ、いつも通り出発する。試験会場の校舎は、以前に首都圏模試の会場として訪れたことがある。娘は学園祭に来たことがあるみたいだ。今回は時間ぴったりに到着する。お茶をする時間はないようだ。
田園調布学園 第3回
ちなみに田園調布学園も複数回受験の優遇がある。加点方式だ。したがって、第3回だけ受けるのはやや不利なところもある。受験を申し込んだ時に、カリタス女子受かって、東洋英和がダメだった時にどうするかを考えた。この時点で受けれるところはだいぶ減ってくる。試験を行っているところが減るからだ。その中で、娘が行きたいと思えるところが田園調布学園だった。だから、多少の不利は承知で申し込んでいる。
見送るのもこれで最後か
会場に向かう道。今まで通り冷えた空気。今まで通りの声かけ。そして正門をくぐり、受験票を確認させて見送る。

いっておいで。最後の試験、精一杯楽しんでこい。
いつも通り、娘を見送る。これで最後か。今日も振り返らずに進んでいく。のかと思いきや、こっち見た。どうした?不安か。いや違うな。何かを確認している感じだ。
そうか、お前も中学受験最後のテストだと感じているのか。感慨深いよな。しっかり、記憶に残していけ。
試験の待ち時間
思えば色々な待ち時間の過ごし方しよな。私が付き添ったのは千葉遠征からだけど、お茶してホテルに戻ってチェックアウトまで過ごしたり。カリタス女子の時は生田緑地で何を思ったか山登りしたし。東洋英和は六本木で喫茶店やら神社参りしたり。さて、今日はどうしようか。
校舎の近くを散策する。環状八号線という大きな道沿いから住宅街の方へ歩いていく。近くに田園調布学園の校庭もあるのか。意外と大きいな。都内でこんだけのグラウンドがあれば十分だ。
また環状八号線に戻り、南へ歩く。雪が谷大塚という池上線の駅の方だ。大きな警察署もあるみたいだ。駅前は割とお店が多い。まだ空いているところは少ないが、駅なかのコーヒーショップは空いていた。ここで少し休もうか。
東洋英和女学院の学生
飲み物とモーニングもらって妻と席へ座る。ふと周りを見ると、見た記憶のある制服姿が。あれは東洋英和だ。朝、喫茶店で勉強している。娘も合格していたらこんな感じだったのかなとか、ふと詮無いことを考える。なぜか、この時少し違和感を覚えた。あとで気がつくことになるのだが。たまたまだと思う人もいるかもしれない。しかし、私は縁を信じている。
高校生かな。一人で宿題?受験勉強か、黙々とやっている。流石に高校生だ。自走している。当たり前か。いや、当たり前ではないな。中学受験から、そこまで積み重ねた時間が勉強を習慣化させ自走できるようになったんだ。それは積み重ねた努力の結果だ。当たり前とか言ってはいけない。さすがだと称賛するところだろう。
ゆっくりとした時間を過ごし、試験終了の時間が近づく。さて迎えに行こうか。最後のテスト、楽しめたかな。
田園調布学園の過去問
確か一度だけ通しで過去問解いたことがあった。10月ごろかな。

ギリギリだけど合格者平均点を越えていた。しかし、10月ごろの娘だ。正直、ずっと隣で見てきた私だからわかる。明らかにあの時より実力は上である。しかも、体感では5ポイント以上上の実力になっている。

パターンとしてはいつもの勝ちパターンだ。国語のマイナスを他で補う。ただ、この頃の国語と今は違う。もはやマイナスではないかもしれない。と思うが、どうだろうな。こればっかりは試験だから絶対はない。
校内のカフェスペースで待っていると、アナウンスがかかる。どうやら終わったらしい。娘を迎えに行こう。そしたらお昼ご飯だ。今日は最後の試験の打ち上げに相応しいお店を取ってある。
娘と合流
カリタスは一列に退室してきた。東洋英和は在校生に連れられて。田園調布はどうだろう。
普通にみんなが出てきた。娘はどこだろう。私たちに気がつくのが早いか、私たちが見つけるのが早いか。妻と二手に分かれて出迎える。私が娘を見つけた。まだこちらに気が付かないようだ。娘の方まで歩いていく。すると気がついたようにこっちに向かってくる。やや顔色が悪いか。疲れかな。
いつもどおりに声をかける。お腹すいた?だ。娘はお腹すいたと返す。これまたいつも通りだな。校舎から出て、お昼のお店の方へ向かう。歩きながら、早速試験のことを話し始める。どうやら試験中にお腹痛くなってトイレにいったようだ。体調は今は大丈夫らしい。流石に、疲れと外食続きだったからかな。
試験自体は解けたみたいだ。試験の内容に関しては多くを語らないが、まぁあえて聞くまい。最後の試験だ。どんと構えていこう。お昼は自由が丘のフレンチを取ってある。お腹大丈夫?と聞くと多分大丈夫と答えるので、そのまま向かう。
Jusqu’au noir(ジュスコノアール)
こじんまりとしたフレンチレストラン。駅の割と近くにあった。ランチのコースを頼み、食べる。美味しい。ここまでの試験を振り返りながら、よく頑張ったと褒め称える。
ただ、外食続きで少し疲れたかも。早く家に戻って休みたかったので、ご飯食べ終わったら、そそくさと家に戻る。娘は家に着くなり、ベッドで休む。私たちもここまでの疲れをとるために、のんびりとする。いずれにせよ、これで終わった。
田園調布学園 第3回 合格発表
夕飯までゆっくりと休み、軽めの夕食にする。流石に体も心も胃も疲れた。娘は食事が終わりお風呂に入る。そして、お風呂から出てくる頃に合格発表の時間になる。
いつも通り、なかなかボタンが押せない娘に少し話をする。動画を回して、娘を撮る。この記事も全て娘のために残すためでもある。
ここまでの受験勉強でもう十分成長したこと。たとえ全落ちでも戦える力はすでに身についているから、どの場所でも戦えること。幸いにも一つ合格をいただいているから、私学に通えるということ。私学に通うメリットについて。たとえ、どの学校に行ったとしても、その場所で頑張ることが重要なこと。高校受験がないので、色々と成長する中学高校の時間を6年間として有効に活用できること。偏差値の高い学校に行ったからといって、何もせずにどんどん力がつくわけではないし、偏差値の低い学校に行ったら高い学校の子に勝てないというわけではないということ。全てはこれから何をするかで決まると。だから臆せずボタンを押しなさい。
娘はボタンを押す。
・・・
・・

桜色の画面。1月にも2月1日にも見た画面。ああ、合格だ。思わずため息が出る。最後はしっかり獲ってきたな。体調が少し悪かったにも関わらず、複数回の優遇がないにも関わらずだ。本当にすごいやつだよ。
なんか受かっちゃったと娘がいう。なんだそれは。でも今まで一番嬉しそうじゃないか。一度、不合格をいや違うか、東洋英和を2回不合格になり、合格の嬉しさがわかるようになったか。1番の笑顔だ。
ここで一つ問題が出る。カリタス女子と田園調布学園どちらに進学するのかだ。身体は一つ、どちらかにしか通えない。とりあえず、塾の先生に報告する。
塾の先生はとても喜んでくれた。昨日の不合格の泣いている娘を知っているからか、本当に喜んでくれた。なんならカリタスの時もそうだが、娘よりも喜んでいた。そして、そちらにするか悩んでいるというと、立地は変えられないと言われた。確かに、学校の方針や色々なことは変わることがあるかもしれないが、立っている場所は変わらない。通学をまず考え、そしてカリキュラムなどを比べて娘は心決めた。まぁ、今決めなきゃいけないことでもない。カリタス女子の入学金はすでに入れてある。田園調布に決めるなら、それはそれで田園調布に再び入学金を入れるだけだ。時間も遅いし、今日は疲れた。娘は田園調布学園のパンフレットを見始めた。合格で疲れが吹っ飛んだか。私は全てが終わったと思った途端に睡魔が襲ってくる。制服やら何やらみ始める娘を妻に任せて、私はベッドに向かう。本当にお疲れさま、そしておめでとう。
後日談
田園調布学園の入試を総括してみた。

第3回は例年通り倍率は少し高めだ。実質倍率はおよそ3となっている。第1回よりも第2回の方が多く合格を出している。おそらくサンデーショックの影響を見越しているのだろう。午後入試は例年多く合格を出しているが、おそらく抜けていくことが多い。田園調布学園は大体、1学年に200人の生徒がいる。1日目の合格者は2日目に本命校受かったら抜けていくのだろう。だから第2回は合格者を多く出したと考えるのが妥当だろうか。
いずれにせよ、サンデーショックの影響が大きく出ている感じがする。来年以降はまた違う流れになるのかもしれない。

点数で見てみると、大体第1〜3回で同じくらいになっている。強いて言えば第2回の平均点がやや低いか。合格者最低点で見るとやはり第3回はハイレベルな戦いだったようだ。平均点は第3回の方が低いにも関わらず、合格者平均点は8点高い。複数回の優遇なく、この点数を越えてきたわけだ。
この時、なんとなく昼の東京英和を思い出した。ああ、おそらく東洋英和はギリギリだったのかもしれない。そして、今年はサンデーショック。繰上げ合格の大雪崩が予想されている。もしかしたら、もしかするかもと。妻に話をする。とはいえ、今は現状で考えるしかない。この先にどんな縁が繋がっていくのか、それはまた別の話となる。
ここまでで、私たちの2026受験記、入試本番編が終わる。お付き合いくださりありがとう。


